舌癌(口腔がん)かどうか心配です。診察はしてもらえますか?

はい。
当院では口腔がんの検査も行っております。

院長副院長ともに総合病院口腔外科の勤務歴がありますので、口腔がんのお悩みやご不安ありましたらお気軽にご相談ください。

今はテレビやインターネットでも口腔がんについての情報が流れているので、とてもご不安だと思います。
ですがテレビで見た症状と似ているからと言って必ずしも口腔がんとは限りません。
検査を受けていただくと口腔がんの疑いが強いのか、それとも似ている他の病気なのか診断させていただくことができます。
口腔がんが疑われる場合には早期に適切な対応を、そうでない場合にはご安心いただけると思います。

※ 「癌」と「がん」を書き分けておりますが、誤表記ではありません。

このような症状がある場合は舌癌の可能性があります

このような症状、その他少しでも気になる症状があればお気軽にご相談ください。

  • 2週間以上続いている口内炎
  • 出血が続く場合
  • 擦れたような痛みが続く場合
  • しこりがある
  • できものができた
  • 白っぽい病変がある

ただし、このような症状がある場合にも似た症状を示す他の病気が多数あり、必ずしも悪性のものだとは限りません。
ご自身では判断できないと思いますので、気になる点がありましたら口腔外科にご相談ください。

「治らない口内炎があるのですが…」

通常、口内炎であれば、1~2週間で自然と治っていきます。
2週間以上治らない口内炎があった場合には一度口腔外科を受診しましょう。

2週間以上治らない口内炎=悪性腫瘍というわけではなく、口内炎のような症状を示す病気が複数あります。
口内炎だろうと楽観せず、悪性だろうと悲観もせず、まずはしっかりと診断を受けましょう。

良性のものであればそのまま当院で治療を行うことができます

当院の口腔がん検診では、口腔外科医が経過(いつ頃できて、その後大きくなっているか、変化がないのか、など)や視診(見た目)、触診(触った感じ)などを総合して診察させていただきます。
良性のものであればそのまま当院で治療していただくこともできます。

また、当院では提携検査機関での病理検査も行なっております(結果が出るまで、1週間前後かかります)。
万が一、舌癌であった場合や、悪性の疑いが強い場合には、近隣の大学病院の歯科口腔外科や耳鼻咽喉科へご紹介させていただきます。

口腔がんのセルフチェック

日本口腔外科学会のホームページに口腔がんのセルフチェック表がありますので、ご不安な方はセルフチェックもお試しください。

手順1:明るい光の下で、鏡を使って(入れ歯があれば外して下さい)。

  • 唇の内側と下あごの歯ぐきを見て、触って下さい。
  • 頭を後ろに傾けて、上あごの歯ぐきとその間を見て、触って下さい。
  • 頬の(裏側)の粘膜を見て、触って下さい。
  • 舌を前に出して、舌の両脇、舌と歯ぐきの間を良く見て、触って下さい。
  • 下あごから首にかけて触って見て下さい。

手順2:良く観察し、チェックしましょう!(口腔がんの実例を写真で示します。)

  • 白い斑点や赤い斑点はありませんか?
  • 治りにくい口内炎や、出血しやすい傷はありませんか?
  • 盛り上がったできものや固くなった所はありませんか?
  • 顎の下と首の脇に腫れはありませんか?
  • 食べたり飲みこんだりがスムーズにできますか?