顎関節症の原因はなんですか?

顎関節症は、実はひとつの病気を指すのではなく、どこが悪いかによって大きく4つのタイプに分類されます。
タイプによって直接的な原因は変わってきます。
ここでは顎関節症の直接的な原因や、その直接的な原因が起こりやすくなる理由などをご案内します。

顎関節症についてはこちらのページも見てみてください。

顎関節症の直接的な原因

顎関節症はどこが悪くなっているかによって4つのタイプに分類されます。

  • 顎を動かす筋肉の障害
  • 靱帯などの顎関節周囲の障害
  • 顎関節内の軟骨のようなもの(関節円板)の障害
  • 顎関節を構成する骨の変形

顎関節症の直接的な原因はまさにこの4つです。
これらの障害により顎関節症が発症します。

顎関節症が起こりやすくなる原因

顎関節症の原因は、歯ぎしり・食いしばりなどの噛み合わせに関する癖、猫背や頬杖などの全身的な姿勢、精神的なストレスなど、非常に多岐にわたります。

顎関節症の原因

  • 急激なストレス(精神的な緊張は、筋肉を緊張させます)
  • 歯ギシリ
  • 何かに熱中したり緊張して強くくいしばる(一日中スポーツをした。冷房が寒くて歯をくいしばった、特別な行事で緊張してくいしばった)
  • 唇や頬の内側をかむ癖がある
  • 頬杖、うつ伏せ寝、不良姿勢(例 : 猫背)
  • 顔面打撲や事故による外傷
  • 入れ歯や歯にかぶせたものが体にあっていない(悪い噛み合わせ)
  • 大口を開けたり、硬いものを噛んだ(アゴの酷使)
  • 左右どちらか一方でばかり噛む癖がある、片側の歯が悪いため反対の歯だけで食べ物を噛む
  • うつ、不安因子がある 、睡眠障害(ストレスで夜よく眠れない)