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以前麻酔をした時に動悸がしたのですが、大丈夫でしょうか?
麻酔をした後に動悸がするのは歯科では起こりやすい状態です。
多くの場合では時間経過で改善しますが、とは言っても患者さんご自身はとても心配だと思います。
以下、考えられる状況をご説明いたします。
1.患者さん自身のストレスによるもの
動悸とは心臓の拍動が自分でも分かる状態です。
この原因として不安や恐怖、痛みなどのストレスがあります。
歯科治療では不安や緊張を感じやすい方が多いので、ただ歯科治療を受けているだけで動悸がする場合があります。
原因はストレスなので、ストレスを除去できれば時間経過で改善していきます。
動悸がしていることをこちらに言っていただければ、少し時間をおいたり、お話しさせてもらって安心していただくこともできます。
我慢しておられると状態が悪化する場合もありますので、無理せず私どもにお伝えください。
2.麻酔薬の副作用
麻酔薬には麻酔作用を増強するためにエピネフリン(アドレナリンとも言います)が添加されています。
このエピネフリンの作用により動悸がする患者さんがおられます。
(エピネフリンの作用なので、正確には麻酔薬の作用ではありません)
症状は一時的なもので、時間経過で改善します。
ですが、患者さんご自身ではなぜ動悸がしているのかが判断できないと思いますので、おかしいなと思ったら遠慮せず私どもにお伝えください。
3.その他の状況
確率は低いですが、1と2以外の理由で動悸がする場合があります。
当院ではそのような状況でも対応できるよう、患者さんの状態を把握するための設備(生体情報モニターなど)を導入しています。
何か異常を感じたら我慢せずにすぐに私どもにお伝えください。
こちらでお調べいたします。